【大豆田とわ子と三人の元夫(まめ夫)】8話ネタバレと感想 網戸をはめるオダギリジョー

目次

8話のあらすじ

8話はとわ子が社長でいることにこだわる理由と小鳥遊大史の過去が明らかになった回でした。

しろくまハウジングが外資系ファンド・マディソンパートナーズに買収されてしまった。さらに、その責任者で“企業買収の悪魔”と呼ばれる人物が、最近親しくなったばかりの大史(オダギリジョー)だと分かり、とわ子(松たか子)は驚きを隠せない。ところが、社長のとわ子に退任要求を突きつける一方で、ビジネスとプライベートは別だと言い切る大史。仕事以外では、今までと変わらずとわ子と親しくしたいという。とわ子もまた、大史と過ごした楽しい時間を忘れられず、その申し出を受けることにする。
そんな元妻の恋心を敏感に察した慎森(岡田将生)は、鹿太郎(角田晃広)をけしかけ、2人でとわ子のマンションへ。「好きな人、できた?」という直球質問にとわ子は…。
一方、大史は自社の社長からの「ある命令」に従うため、とわ子に相談を持ちかける。恩義を感じている相手からの指示とはいえ、あまりにも“自分”がない大史の姿勢に納得できないとわ子は、大史をマンションに招いて説得を試みることに。しかし、そこへ慎森と鹿太郎、さらには八作(松田龍平)もやってきて…。

とわ子が社長でいることにこだわる理由

娘の唄から会社帰りのやるせない顔を見られ、「もう頑張らなくてよくない?」と言われたとわ子。
社長業は向いていないと自分でもわかっているのに「社長は私のやるべき仕事だって(かごめと)約束したから辞められない」と言うとわ子に対し、「どこまで人から預かった荷物を背負い続けるつもりですか?」と大史に言われてとわ子は答えられませんでした。

社長に忠誠を誓う大史

8話では大史の過去が明らかになり、17歳から31歳まで親の介護に明け暮れていたため『人生がなかった期間』だったと語り、今社会でも問題になっている「ヤングケアラー」だったことが明らかにされます。

端から見れば仕事もできて社長にも気に入られ順風満タンに見えるけれど「数学が大好きで本当は大学に行きたかった」「なりたかった俺はこんなんじゃなかった」と言う思いを抱きながらも、自己評価の低さゆえ、自分を拾ってくれた社長の言うことは絶対で、自分の意思とは関係なくなんでも言うことを聞いてしまう。

大史は社長への「拾ってもらった」「ここまで育ててもらった」という恩義、とわ子はかごめとの約束に囚われていて、自分からは逃げ出すことができず、似た者同士なのかもしれないと思いました。

社長の娘との結婚話は本当!?

大史は、社長の娘との結婚の話があることをとわ子に打ち明け、社長の命令だから、断るつもりはない、どう親しくなればいいかとわ子に“恋愛指南”を求めてくるシーンがありました。

これって本当に「社長の娘との結婚話」はあったのでしょうか。ドラマには社長も娘も一切出てきませんからね。大史がとわ子が嫉妬するかどうか試しているのでは?もしくは恋愛指南してもらいながらとわ子が好きなことや相手に求めることを知りたかったのでは?なんていろんな考察ができてしまう坂元脚本、やはり恐るべし!

三人の元夫たち

今週は慎森が鹿太郎のことを電話帳に「英字新聞マン」て登録していることがわかっちゃいましたし(笑)また2人のわちゃわちゃに癒されました。
「好きな人、できた?」と聞く慎森はまだまだとわ子のことが好きで未練ありまくりだけど、とわ子の気持ちは大史に向かっているからもはや「外野」の存在は邪魔でしょうね(笑)

最後に元夫3人とわ子の家に来た時大史はベランダに隠れたけれど、八作だけは気づいた感じでしたね。
そんな八作は次週プロボウラーと結婚!?とわ子と2人でかごめのことを笑顔で話している場面もあったから吹っ切れたのでしょうか。
元夫と大史が対面してどうなるのかも気になります!

第8話の主題歌は3話と同じくゆるふわギャングのNENE!

8話ではゆるふわギャングのNENEさんと角田晃広さんがフィーチャーされた「Presence III(feat. NENE, 角田晃広)」が主題歌としてオンエアされました。
NENEさんはとわ子と小鳥遊のファミレスのシーンに密かに映り込んでましたね。

前回の第3話で流れたパートよりも今回の方が角田さんのラップが良く聴こえてうまい!
「おもむろに上を向く、遠くを向く」を意識したエンディングは今回もキマってました!

4回目の結婚はありなのか?

1話から見ている方はおわかりだと思いますが、このドラマでは「網戸」が重要な役割を担っていました。
とわ子は1話で「網戸が外れるたびに誰か助けてくれないかなと思う。よしまた結婚しよう、次こそは一生一緒にいられる人見つかるかな。網戸外れるたびにそう思います。」「これから出会う誰かに網戸直してもらいますから。私、幸せになることを諦めませんので」と言っていたので、大史がはずれた網戸をはめてくれた時に「これは4度目の結婚あるのか!?」と思いましたが、その後またはずれちゃいましたからね。
次週は大史が転職でシンガポール行こうとするみたいですし、それにとわ子が着いて行くのはちょっと考えにくいかな〜と思いますがどうでしょう。

ビジネスでは相変わらず「退任すべきなんじゃないですか、大豆田さん!」と机をバンバン叩いて怖っ!と思いましたが、「どこまで人から預かった荷物を背負い続けるつもりですか?」と言っていたりもしたし、大史はとわ子を社長業から解放しようとしているのかなとも思えてきます。
社長からカレーを振る舞われて部下となった大史を解放するために家に呼んで、「たった一杯のカレーで人を閉じ込められるなら、たった一杯のカレーで逃げ出せばいい。」と自分が作ったカレーを食べさせたとわ子に対して、今度は大史がとわ子を解放するのでは?と推測してしまいます。

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