2023年3月22日よりさいたまスーパーアリーナで開催されるISU 世界フィギュアスケート選手権大会 2023。
今大会、フィギュアスケート女子選手の中で最も注目を集めているのが、前回大会覇者で2連覇を狙う坂本花織選手。2023年2月26日に行われたフィギュアスケート・チャレンジカップ(オランダ・ティルブルフ)でも、ショートプログラム、フリーともにトップのスコアを叩き出し、見事優勝に輝きました。
そこで今回は、日本人選手の活躍が目覚ましいフィギュアスケート女子の世界で、歴史に名を残した歴代有名日本人選手5名についてまとめてみました!
目次
浅田真央(あさだ まお)
- 生年月日:1990年9月25日
- 年齢:32歳
- 出身地:愛知県名古屋市名東区
- 身長:163
- 血液型:B型
- 最終学歴:中京大学体育学部体育学科
- 世界ランキング最高位:1位(2006–07、2007–08、2013–14)
- 引退:2017年4月10日
フィギュアスケート女子の歴代選手の中で、最も記憶に新しいのは浅田真央さんではないでしょうか。
浅田真央さんは2010年バンクーバーオリンピック銀メダリストで、世界選手権で3回、グランプリファイナルで4回、四大陸選手権で3回、全日本選手権では6回の優勝を誇ります。また、男女を通じてシングルの選手では史上初となるグランプリシリーズ全7大会を制覇している選手でもあります。(グランプリファイナル含む)
バンクーバーオリンピックでは、女子シングル史上初めて、1つの競技会中に3度の3回転アクセルを成功させ、ギネスにも認定されました。
現役引退後は、プロスケーターとしてアイスショーなどに出演する他、CMなどにも出演しタレントしても活動しています。
浅田真央さんの主な成績
開催日 | 大会名 | 結果 |
2005年12月 | 2005/2006 ISUグランプリファイナル | 1位 |
2008年3月 | ISU 世界フィギュアスケート選手権大会 | 1位 |
2008年12月 | 2008/2009 ISUグランプリファイナル | 1位 |
2010年2月 | バンクーバーオリンピック | 2位 |
2010年3月 | ISU 世界フィギュアスケート選手権大会 | 1位 |
2012年12月 | 2012/2013 ISUグランプリファイナル | 1位 |
2013年12月 | 2013/2014 ISUグランプリファイナル | 1位 |
2014年2月 | ソチオリンピック | 6位 |
2014年3月 | ISU 世界フィギュアスケート選手権大会 | 1位 |
伊藤みどり(いとう みどり)
- 生年月日:1969年8月13日
- 年齢:53歳
- 出身地:愛知県名古屋市
- 身長:145cm
- 血液型:B型
- 最終学歴:東海学園女子短期大学家政学科人間関係コース
- 引退:1992年4月25日/1996年11月29日
アジア人初の世界選手権優勝や、女子選手では世界初のトリプルアクセルや3回転+3回転連続ジャンプに成功した伊藤みどりさん。1989年には「最も高得点を獲得したフィギュアスケート選手」としてギネスブックにも掲載されました。そして2004年には、日本人初の世界フィギュアスケート殿堂入りを果たしています。
2007年に国際スケート連盟(ISU)は「伊藤はたった一人の力で女子フィギュアスケートを21世紀へと導いた」と声明を発表。まさにレジェンドと呼べるフィギュアスケート女子選手です。
引退後はプロに転向し、アイスショーに出演する他、元選手などが出場するISU公認の国際アダルト選手権などにも出場し活躍しています。
伊藤みどりさんの主な成績
開催日 | 大会名 | 結果 |
1984年12月 | 全日本フィギュアスケート選手権(その後8連覇) | 1位 |
1989年3月 | ISU 世界フィギュアスケート選手権大会 | 1位 |
1990年3月 | ISU 世界フィギュアスケート選手権大会 | 2位 |
1992年2月 | アルベールビルオリンピック | 2位 |
荒川静香(あらかわ しずか)
- 生年月日:1981年12月29日
- 年齢:41歳
- 出身地:神奈川県鎌倉市
- 身長:166cm
- 血液型:O型
- 最終学歴:早稲田大学教育学部
- 世界ランキング最高位:1 位(2004–05)
- 引退:2006年5月7日
現在は日本スケート連盟の副会長も務める荒川静香さん。2006年のトリノオリンピックでは、冬季オリンピックフィギュアスケート競技でアジア人選手初のフィギュアスケート女子金メダルを獲得。「東洋の女神」と称えられました。また、オリンピックフィギュア史上最年長の金メダル獲得でもありました。この時に披露した、状態を反らす演技「イナバウアー」は、2006年の流行語大賞にも選ばれています。
プロ転向後はアイスショーに出演する他、テレビ出演やイベント出演、スケート解説やアイスショープロデュースなど多方面で活躍しています。
荒川静香さんの主な成績
開催日 | 大会名 | 結果 |
2004年3月 | ISU 世界フィギュアスケート選手権大会 | 1位 |
2006年2月 | トリノオリンピック | 1位 |
村主章枝(すぐり ふみえ)
- 生年月日:1980年12月31日
- 年齢:42歳
- 出身地:神奈川県横浜市鶴見区
- 身長:157cm
- 血液型:AB型
- 最終学歴:早稲田大学教育学部
- 世界ランキング最高位:2位(2003-04)
- 引退:2014年11月13日
世界選手権に通算9回出場を果たした村主章枝さんは、演技中の表情が豊かなことから「氷上の女優」と称されていました。また、演技のクライマックスに披露される圧巻のアップライトスピンは、世界一の回転速度と称えられていました。
ソルトレイクシティオリンピックでは5位入賞、日本選手団副将として参加したトリノオリンピックでは4位入賞を果たしています。
引退後は週刊ポストや週刊現代、フライデーにグラビアが掲載されるなど、スケートとは異なった話題で度々メディアに登場。また、現在はスケート活動の傍ら映画製作会社を設立し、短編映画で受賞歴もあるとのことです。
村主章枝さんの主な成績
開催日 | 大会名 | 結果 |
1990年3月 | ISU 世界フィギュアスケート選手権大会 | 2位 |
2003年12月 | 2003/2004 ISUグランプリファイナル | 1位 |
2006年2月 | トリノオリンピック | 4位 |
2006年3月 | ISU 世界フィギュアスケート選手権大会 | 2位 |
安藤美姫(あんどう みき)
- 生年月日:1987年12月18日
- 年齢:35歳
- 出身地:愛知県名古屋市
- 身長:162cm
- 血液型:A型
- 最終学歴:中京大学体育学部
- 世界ランキング最高位:3位(2005-06、2010–11)
- 引退:2013年12月23日
力強い演技が印象的だった安藤美姫さん。2002年のジュニアグランプリファイナルでは、国際スケート連盟公式大会で女子選手としては史上初の4回転ジャンプを成功させました。2度の世界選手権優勝と2度のオリンピック出場を果たしています。2010年のバンクーバーオリンピックでは5位入賞を記録。
現在はプロスケーターとして活動する他、2016年からはフィギュアスケートの振付師としても活動しています。
安藤美姫さんの主な成績
開催日 | 大会名 | 結果 |
2007年3月 | ISU 世界フィギュアスケート選手権大会 | 1位 |
2010年2月 | バンクーバーオリンピック | 5位 |
2011年4月 | ISU 世界フィギュアスケート選手権大会 | 1位 |
まとめ
今回は、フィギュアスケート女子の世界に名を残した、歴代有名日本人選手5名についてまとめてみました。
いよいよ開幕するフィギュアスケートの世界選手権。2連覇が掛かる宇野昌磨選手と坂本花織選手の演技にももちろん注目ですが、フィギュアスケート男子レジェンドとも言える髙橋大輔選手が出場するアイスダンスも非常に楽しみですよね。
今大会に出場する日本代表選手10名のご健闘を祈ります!