コリー・フェルドマンの現在と子役時代!結婚や離婚は?

俳優のコリー・フェルドマンといえば、1980年代は『13日の金曜日・完結編』『グレムリン』『グーニーズ』『スタンド・バイ・ミー』『ロストボーイ』といった話題作に次々と出演したことから日本でも知名度は高く、人気俳優ランキングでは常に上位にいる俳優でした。
そんな彼も49歳になり、現在はどのような活動をしているのか調べてみました。

目次

プロフィール

コリー・フェルドマン/Corey Feldman
本名:コリー・スコット・フェルドマン/Corey Scott Feldman
生年月日:1971年7月16日
出身地:アメリカ/カリフォルニア州ロサンゼルス郊外
身長:165cm
家族:妻(コートニー・フェルドマン)、子(ゼン・スコット・フェルドマン)
デビューのきっかけ:3歳のときにオーディションを受けたこと。

コリー・フェルドマンの子役としての活躍から現在に至るキャリア

わずか3歳にしてマクドナルドのCMに出演。幼い頃から100件以上のCMや50本のTVシリーズに登場していました。
映画デビューは1979年の『タイム・アフター・タイム』です。
そして1984年の「13日の金曜日・完結編」のトミー役で一躍有名になり、その後は『グーニーズ』、『グレムリン』と個性的な少年を演じて注目され、1986年の『スタンド・バイ・ミー』では、戦争で心が病んだ父親を溺愛するテディ役で賞賛を得ます。

その後も子役としてテレビシリーズ、映画に多く出演していたのですが、成長してからは大麻やヘロイン中毒に苦しみ、映画に出演する機会が少なくなっていきました。

2000年代に入ってからは、過去に人気があった有名人が出演するリアリティ番組に出演したりしながらも地道にキャリアを立て直しています。
2011年にはケイティ・ペリーのヒット曲Last Friday Night (T.G.I.F.)のPVにも父親役で出演しています。
2012年には「ターミネーター2」に子役で出演していたエドワード・ファーロングと共に「キング・オブ・ゾンビ」という英国のゾンビ映画にも出演しています。
ここ最近は俳優よりも音楽活動の方に力を入れているようです。

コリー・フェルドマンは結婚している?子どもは?

1989年に女優ヴァネッサ・マーシルと結婚しますが、1993年に離婚。
2002年10月にはナイトクラブで知り合ったスージー・スピローグと再婚し、2004年8月7日に「ゼン」という名前の男の子が誕生しましたが2009年に再び離婚し、子どもの親権はコリー・フェルドマンが持つことに。
そして2016年にコリー・フェルドマンのバンド「コーリーズ・エンジェルズ」のメンバーでキーボードを担当していたことがきっかけで、コートニー・アン・ミッチェルと再々婚をして、コートニーはゼンの継母となっています。
コートニーは現在32歳とのことなので、16歳のゼンにとってはとても若い母親ということになりますが、たびたび家族写真がSNSにもアップされ、仲の良さを伺い知ることができます。

家庭での虐待、映画界では性的虐待を経験し、被害を訴える活動も

コリー・フェルドマンは、ロサンゼルスの郊外で、いつも不在のミュージシャンの父と、元ウェイトレスの母との間に生まれました。
3歳のときにオーディション会場に連れていかれ、4歳のときには母親が彼の髪を脱色し、その数年後には役のオファーが来るようにと減量薬を飲まされていたそうです。

コリー・フェルドマンはキャリアの全盛期に、自分のことを「金づる」としか見ていなかった両親のもとを離れました。
彼は子役として活躍していたドリュー・バリモアやマコーレー・カルキンと同様、10代にして両親の親権放棄と法的独立を勝ち取ったのです。
その結果、両親から守られることもなく映画業界の大人たちから性的虐待を受け苦しむことにもなりました。

2011年8月、ABCニュースのインタビューでは、ハリウッド映画界における子役たちの小児性愛被害について暴露しました。
自らも1980年代にティーンアイドルとして活躍していた時期に当時映画のセットで、多くの男性たちに性的虐待を受けたと告白しています。
また『ドクター・オズ・ショー』に出演した際には「子どもだった自分に性的なイタズラをした俳優」として映画『運転免許証』と『ドリーム・ドリーム』で共演したジョン・グリソムの名を挙げてもいます。

このように、コリー・フェルドマンがハリウッド映画界の闇を暴露しようと決意したのは、1980年代に「The Two Coreys」(2人のコリー)と呼ばれ、子役として活躍し、共演したこともあるコリー・ハイムが肺炎(薬物の過剰摂取という説も)のため38歳という若さで亡くなり、エージェントが児童虐待で訴えられたことがきっかけだったといいます。
「これ以上、子どもたちが病んだ変態たちの犠牲になるのを見たくない」とフェルドマンは、ハリウッドにおける児童性虐待を暴露する決心がついた背景について話しています。

2018年には、自身の経験をもとにハリウッド映画界に蔓延する児童虐待を描いたドキュメンタリー映画「トゥルース:ザ・レイプ・オブ・2・コリーズ」が公開されました。
この映画ではコリー・フェルドマンだけではなく、コリー・ハイムの性的虐待も扱われており、彼もフェルドマンと同様に性的虐待で苦しんでいたことが明かされています。

2018年3月27日にコリー・フェルドマンは、見知らぬ3人の男性に襲撃され、「殺人未遂事件」として扱われました。
これまでにも複数の脅迫を受けており、この事件も彼の暴露行為による報復ではないかと推測されています。

まとめ

家庭では虐待を受け、映画界では性的虐待や薬物中毒で苦しんでいたコリー・フェルドマンが、背負っている悲しみや苦しみを微塵も感じさせずに演技をしていたのだと思うと胸が痛くなります(『スタンド・バイ・ミー』のテディ役ではその悲しみや怒りを演技に投影させているように見えます)。

クレイジーな言動でも注目されることが多いコリー・フェルドマンですが、再びスクリーンでの彼の演技に注目が集まることを願っています。

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