「なんか小さくてかわいいやつ」を描いた「ちいかわ」。そんな「ちいかわ」が最近大流行していることをご存知でしょうか。癒されるかわいらしい見た目や、そのストーリーに魅了されるファンが増えているようですよ。
そんな今大人気の「ちいかわ」を生み出したのはイラストレータのナガノさん。ナガノさんは一体どんな人なのでしょうか。
今回は、ナガノさんの正体をまとめていきます!
目次
ナガノさんのプロフィール
「ちいかわ」の作者であるナガノさんですが、生年月日や出身地などは不明で写真などもほとんど表に出ていません。唯一分かるプロフィールは、女性であるということのみ。
イラストを書く際には、筆ペンやシャープペンシル、色鉛筆などを使っています。「ちいかわ」の他にも、アナログで柔らかな線画や繊細で独特なタッチのキャラクターを生み出しています。また、キャラクターがかわいいだけではなく、日常生活において誰でも経験したことがあるような現実味があってどこか可笑しみのあるストーリーにも魅力があるようです。
ナガノさんには、グルメな一面もあり様々な作品のストーリーによく食べ物が登場しています。電子版『週刊モーニング』では、『MOGUMOGU食べ歩きくま』というグルメ本を連載していました。
ナガノさんの主な作品
自分ツッコミくま(ナガノのくま)
「自分にツッコミを入れるくま」がコンセプトのLINEクリエイターズスタンプが名前の由来になっています。シンプルであまり個性がない姿の理由は、誰もが感情移入できるようにするためだそうです。
2017年12月には日本のクリエイターズスタンプランキングでMVPに選ばれています。その人気により、グッズの販売やコラボカフェが開催されました。自分ツッコミくまはLINEスタンプだけではなく、Twitterや書籍などにナガノさんのアバターとしても登場しています。
ちいかわ
「ちいかわ」は「なんか小さくてかわいいやつ」の通称です。初めは「こういう風になってくらしたい」という説明とともに描かれたキャラクターでした。本格的な「ちいかわ」としての活動は2020年からTwitterで開始されています。2021年には単行本化、2022年4月にはアニメ化されています。LINEスタンプやグッズの販売、コラボ商品の販売もあり、大人気キャラクターです。
もぐらコロッケ
「自分ツッコミくま」から派生して生まれたキャラクターです。元々はサブキャラクターのような存在でしたが、独立してスピンオフの漫画が制作されました。コロッケのような丸くてかわいらしい見た目のもぐらコロッケですが、その漫画の内容が怖いと話題になりました。
もぐらコロッケは食べるとコロッケの味がするらしく、もぐらコロッケの味にハマってしまった主人公が仲間を共食いするシーンがあるのだとか。かわいらしい見た目にも関わらず、残酷で狂気的なキャラクター設定が人気となり、LINEスタンプやグッズなども販売されています。
コラボ作品
ポケモン
2018年にコラボし、LINEのクリエイターズスタンプ「もういい!もどれ!ピカチュウ!」が制作されました。その後2019年には全国のポケモンセンターにて、コラボグッズも販売されました。
サンリオ
2022年にコラボし、ぬいぐるみやマスコットホルダー、ポーチやステーショナリーなど約170アイテムが販売されました。期間限定でポップアップショップもオープンしていました。
ナガノさんの主な出版書籍
LINEクリエイターズスタンプやTwitterでキャラクターを生み出すナガノさんですが、人気となったキャラクターや物語などが書籍化されています。ここでは、主な作品をピックアップして紹介していきます!
- 『ねこくま、めしくま』(角川文庫、2018年)
- 『MOGUMOGU食べ歩きくま』(『週刊Dモーニング』、2019年ー2021年、全3巻)
- 『自分ツッコミくま 激ムズまちがいさがし』(日本文芸社、2019年)
- 『自分ツッコミくま くまチャレンジぬりえ』(日本文芸社、2019年)
- 『自分ツッコミくまの本 もぐらコロッケのうた』(講談社、2019年)
- 『自分ツッコミくまの本 もぐらコロッケのゆめ』(講談社、2020年)
- 『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』(講談社、2021年、現在全5巻)
- 『くまのむちゃうま日記』(講談社 2022年)
イラストエッセイや漫画の他にも、占い本や間違い探し、塗り絵、英語や四字熟語の参考書なども出版されています。
まとめ
ナガノさんはLINEスタンプの作成だけではなく、企業やアーティストとのコラボ、グッズの販売やイラストエッセイの執筆、展示など幅広い分野で活躍しています。
ナガノさんの生み出した「自分ツッコミくま」や「ちいかわ 」のストーリーに登場するキャラクターたちとナガノさんの活躍を今後も注目していきたいですね。